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本庄市観光協会 会員インタビュー 梅月堂様

投稿日:2022年06月17日

 

創業1897年。歴史ある創作菓子屋「梅月堂」代表取締役の飯野博道さんにお話しを伺いました。

取材日:2022年6月14日

お店の創業はいつですか。

1897年、明治30年です。

特徴的な商品が多くありますが、その中の「なんちゃってシリーズ」はいつごろから、どなたのアイディアで生まれたのですか。

私が考えたものです。最初に「長すぎるロール」「太すぎるロール」(2012年)を売り出して、翌年に「なんちゃってラーメン」を発表したんですよ。

とても遊び心がある商品です。

世の中にないどこか変わったものを作りたいと思いました。発表したところ、マスコミから注目されていろいろな番組に出させていただきました。

塙保己一先生の商品が多いですが、4代目が創作したものなんですか。

いいえ。「検校ようかん」は戦前から、「塙保己一最中」は昭和24年に2代目が創作したものです。

印象的なエピソードなどはありますか。

いろいろなお店で修行させていただきましたが、35歳くらいのときに「博多通りもん」というお菓子を作るメーカー(明月堂)で修行させてもらった時は、菓子作りに真剣に取り組む姿勢に驚かされました。そのメーカーは、「最も売れている製菓あんこ饅頭ブランド」としてギネス世界記録に認定されたほどで、そこで働く職人は菓子作りに命をかけています。和と洋を融合させた菓子を作る技術も素晴らしく、志も含めて感化されました。

創作菓子の発想はいつ、どんなところで生まれるのですか。

いつも考えているので、プライベートな時間に生まれることもあります。修行先で衝撃を受ける前はここまでずっと考えていたわけではありませんでした。すべての物事を深く、様々な面からみて菓子作りに活かす力を身につけました。

初めての方や観光客の方におすすめの商品はありますか。

「塙保己一最中」です。2代目が作ったものですが、ずっと同じではなく、原料など時代にあわせて変化させ工夫しています。

今後の展望を教えてください。

「ほんじょうFM」に月1回生中継で出ているんですけども、大変なことが多い世の中でも皆さんを楽しませていきたいです。私の職業は人を笑顔にできると思っていますので、和と洋の両方を勉強しているという強みを活かして、これからも楽しんでもらえるように頑張ります。

ありがとうございました。

▶ホームページ 創作菓子 梅月堂 (xdomain.jp)

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